||| 市販仕掛全集 |||

■はじめに...
市販のヒラメ仕掛を集めてみました。 基本は、昔からある“泳がせ釣り仕掛”が圧倒的に多いようです。 ところが、とにかくいっぱいあり過ぎて...キリがありません!(笑) 適当に更新(追加と削除)をしていますので、「こんなのがありました!」...とかの情報もお待ちしています♪ 尚、各メーカーから発売されているものは、常に改良や変更が施されますので、すでに発売中止となっているものもありますので予めご了承ください。
※メーカー小売価格は、2003〜2004年現在です。 ※最終更新日:2004/12/01

■お願い...
「鮃屋」では、自然環境保護や資源枯渇防止に反する「孫針」の「トリプルフック(トレブルフック)」の使用を全面的に禁止しています。 こちらのページでもそれら「特殊形状針」の説明や解説は一切行っておりません。 貴重で大切な海洋資源のヒラメの乱獲をせず、次の世代にも残して行きましょう! みなさまもぜひご理解賜りご協力ください。
◇遊/移動式ヒラメ◇ ◇鮃◇ ◇三陸ヒラメ◇
280円 450円
■オーナー針
市販されているヒラメ仕掛けの中では、フロンティア的存在。 親針の編み込みによる移動(可動)やハリス全体の遊動式もここのメーカーが一番最初に市販化した定番中の定番仕掛。 これの同シリーズに「トリプルフック仕様」もあり、初心者や喰い渋り時に特に人気があるようですが、プロや上級者は、購入はしてはいけませんよ。(苦笑) 鈎:カットヒラメ17号/ハリス:6号100a/ステイト:3号80a。
■ヤマシタ
こちらも基本に忠実なシンプルな仕掛け。 全てが「固定式」なので安全というより、操作しやすい。 ハリスは、「トルネードVハード」を使っていて“結接強度抜群”としているが、他の市販品に比べ、親・孫針とも巻きが数回足りないのでやや不満。 親〜孫間は、15センチ。 全長:1.5b/親鈎:チヌ7号/孫鈎:チヌ6号/ハリス:6号1b/ミキイト:7号1b/ステイト4号50a。
■がまかつ
東北仕様のヒラメ仕掛け。 有名な“二段仕掛け”ではなく、同じく有名な“東北全誘導一本鈎仕掛け”ですね。 基本的に「イワシは、束縛せずに自由に遊ばせる」...と、いうのが東北方面でのヒラメ釣りのセオリーがありますので、まさにこの仕掛けが東北ヒラメ釣りのポピュラーです。 全長:1.5b/親鈎:チヌ5号/ハリス:4号80a/ミキイト:6号1b/ステイト4号50a。
◇活き餌一撃ヒラメ◇ ◇活き餌一撃東北ヒラメ◇ ◇ヒラメサビキ◇
400円 300円 550円
■ハヤブサ
固定式と遊動式がある。 頑固な補強結びで大物に対応し、ヒラメ仕掛の超定番というPRだが、確かに基本に忠実なシンプルな仕掛です。 使いやすさが売りなのでどちらかというと初心者向き。 但し、上級者もこれをベースに加工や改良を施せばあらゆるポイントでも対処できるでしょう。 全長:1.5b/親鈎:丸セイゴ17号/孫鈎:伊勢尼12号/ハリス:6号104a/ミキイト:8号50a/ステイト:4号1b/枝:90a。
■ハヤブサ
「東北全誘導一本鈎仕掛け」です。 ハリスがストッパー付きフロート(シモリ)で自由に上下するアイデアタイプ。 はじめこのフロートは、カタクチイワシの泳ぎをフォローするものかと思いましたが、どうやらただの飾りのようです。(笑) どうせだったらこのフロートをハリスに付けて、上向きに泳ぐカタクチイワシの介助にすればいいのにね。 全長:1.5b(全誘導)/親鈎:チヌ5号/ハリス:4号80a/ミキイト:8号。
■ハヤブサ
この「ヒラメサビキ」...現在では、圧倒的な人気で北海道や青森、秋田方面で使われてますが、本来元々は、房州は外川・飯岡・片貝など外房方面で生まれたとされる「ヒラメサビキ釣法」です。 最初にサビキでアジやイワシを釣り、そのまま低層まで仕掛を下ろし、ヒラメを食わせる実に合理的な釣りです。 鈎:12号/ハリス:8号/ミキイト:10号/枝長10a/枝間27a。
◇ヒラメバル◇ ◇巨大ヒラメ◇ ◇ヒラメ・マゴチぶっ込み釣り◇
450円 400円 220円
■ハヤブサ
コラボ系の仕掛です。 ターゲットを同じタナで食いやすい「メバル」も一網打尽に釣ってしまおうという、なんとも横着なものです。 それぞれアタリが違うから大丈夫なのですが、メバルとか釣れると反って面倒くさいと思うんですけど...(苦笑) 鈎:6(12)号/ハリス:6(3)号/ミキイト:7号/ステイト:4号。 ( )は、サビキ部分。
■ささめ針
現在、市販の中では最強のごっつい仕掛。 ハリス10号なんて、関東エリアではそうそう使うことはないが、「のっこみシーズン」の大型対策としては良いかもしれないですね。 ここまで強力なものを使うのは、北海道や東北(日本海側)だけでしょう。 全長3b/親鈎(遊動):ヒラメ鈎15号・孫鈎:チヌ黒7号/ハリス:10号120a/ミキイト:12号120a(遊動)/ステイト:4号60a。
■ささめ針
堤防や砂浜から活きエサでの「ぶっ込み釣り」で狙うことを目的とした仕掛。 親針のチモトには“編み込み”を入れてあり、エサの大きさに合わせて親針の移動調節が可能で、強く振り込んでもエサが外れにくい設計となっている。 勿論、沖釣りでもサルカンを介せば、セパレートなハリスとして使えます。 全長1.2b/親鈎:10〜14号/孫鈎:チヌ黒4〜7号/ハリス:5〜7号。
◇東北太平洋仕様ヒラメ◇ ◇喰わせサビキ◇ ◇喰競(くわせ)ヒラメ◇
270円 500円 400円
■ささめ針
これも東北仕様のヒラメ仕掛けのひとつです。 有名な“全誘導仕掛け”ですね。 しかもこれステイトがありません。 つまり“根掛かり対策なし”という仕様なので、「砂地(底)専用」ということになります。 関東では飯岡エリアで使えそうですが、鈎が小さいのでマイワシには向かないですね。 全長1.5b/親鈎:チヌ鈎5号/ハリス:4号1b/ミキイト:6号1.5b(遊動)。
■ささめ針
これも同型のサビキ仕掛。 サバ皮とハゲ皮を併用することで、エサとなるアジやイワシへのアピール度を高めている。 つまり、エサが釣れなければ、何も始まらないというコンセプト。 このタイプでは、最強の極太仕掛で、ヒラメ以外にもブリ・ワラサなども軽々釣り上げることができるのが特徴。 全長3b/鈎:10〜12号/ハリス:6〜12号/モトス:8〜14号/枝長15a/枝間35a。
■美咲
市販仕掛の中では、余計な飾りの一切なく、一番シンプルな仕掛のひとつ。  仕掛全体にに折りグセがなく、とても使いやすい。 但し、親針に「ソフトビーズ」がないので、エサのイワシを鼻掛けする際には、別途用意がいるので注意。 親鈎:丸セイゴ17号/孫鈎:チヌ6号/ハリス:6号90a/ミキイト:8号1.5b/ステイト:4号90a。
◇FISHING TACKLE 2WAYヒラメ◇ ◇HYPERヒラメ◇ ◇泳がせ仕掛ヒラメ五目◇
450円 400円 350円
■美咲
大塚貴汪プロが考案・監修しているオリジナルブランド仕掛として有名。 「2WAY」とは、固定式と遊動式を選べるようにスイベル(サルカン)が2つあることを意味する。 仕掛全体も折りグセがつかないワンタッチスプールを採用している。 親・孫鈎:伊勢尼12号/ハリス:タフロン6号104a/ミキイト:7号75a/ステイト:4号40a。
■美咲
←の「FISHING TACKLE 2WAYヒラメ」専用替えハリス。 ハワイフックで速攻でハリス交換が可能としたベーシックコンセプトの仕掛。 片テンビンにも兼用で使用できるのが特徴。 親・孫鈎:伊勢尼12号/全長90a/ハリス:タフロン6号/親孫間:14a。
■美咲
こちらは、シンプルな仕掛。 大型ヒラメや外道の青物(メジ・ブリ・ヒラマサ・カンパチなど)にターゲットを絞った“泳がせ釣り”専用の仕掛。 特にヒラメは、5キロ以上の大物のみを対象としていて、全ての作りが頑丈。 全長0.5b/親鈎:12号/孫鈎:6号/ハリス6〜10号/ミキイト50a/枝イト85a。 
◇からまんゾーヒラメ◇ ◇船長直伝ヒラメ◇ ◇船頭の仕掛ヒラメ◇
450円 300円 450円
■森源
金属のサルカン類を一切省いた超シンプルで軽量な仕掛け。 「プラスビーズ」というプラスチックの中間接続具を介して、ハリスとミキイトとステイトを繋いでいます。 ハリスが上下に動く誘導式であるため、急激なエサの動きをより自然な動きにしることを目的としているようです。 親鈎・孫鈎チヌ4号/ハリス4号/ミキイト7号/ステイト5号。
■森源
メーカーと船宿とのコラボレーション仕掛。 このタイプの考案は、茨城県日立久慈漁港「第八日正丸」の船長。 海にウネリがある時に効果を発揮するというふれこみ。 また、鈎も独自開発のエボリューションフックを採用。 全長130a/親鈎:EVヒラメ親L・孫鈎:EVヒラメ孫L/ハリス:6号90a/ミキイト8号80a/ステイト:3号50a。
■森源
「二段尖頭」の針先が、フトコロまで確実に貫通!...という、キャッチコピーです。 ここのメーカーは、独自の加工技術があるので評判がイイみたいです。 鈎は、特に頑丈につくられてますねぇ! 全長140a/親鈎(遊動):二段尖頭ヒラメ親鈎M・孫鈎:二段尖頭ヒラメ孫鈎L/ハリス:6号90a/ミキイト8号90a/ステイト:3号50a。
◇手作りひらめ 2本針◇ ◇必殺!コラボ仕掛ヒラメイカ◇
400円 650円
■マルカノー釣具店 0226-46-3421
「東北ヒラメ仕掛け」といったら“親一本針の二段仕掛け”ですよね。 これは、カタクチイワシを餌とするケースが多い東北南三陸でのヒラメ釣りにマッチさせた仕様です。 上下にイワシが泳ぐので、ヒラメへのアプローチも向上し、活性が高ければ「ヒラメの一荷」になることもしばしば。 鈎:チヌ6号/ハリス:フロロ4号65a×2段/ミキイト全長2b。
■マルカノー釣具店 0226-46-3421
東北南三陸ビラメのもうひとつのメッカ「志津川湾仕様」の珍しいコラボレーション仕掛。 ヒラメを狙っているときに邪魔なヤリイカなども同時に釣ってしまおうという強行軍な仕掛。(笑) 但し、通常の志津川では、一般的なシンプルな仕掛を用いる方が多いので注意してください。 鈎:チヌ5号/ハリス:フロロ4号60a/プラツノ:11aW。
◇大物ヒラメ◇
400円
■鈎秀
こちらも東北エリアで使われる「親一本針の二段仕掛け」仕様です。 カタクチイワシに鈎をセットしやすい丸セイゴを使っているとこがイイですね。 超大型対策にはなりませんが、2〜3キロクラスのサイズなら容易に揚げられるでしょう。 しかし、長い仕掛けですね。 竿もそれなりのロングにしないと使い難そう。 全長:3.4b/親鈎:丸セイゴ15号/ハリス:5号70a×2/ミキイト:7号1.2b/上下鈎間:1.2b。。
◇鮃遊動式◇ ◇ヒラメ2本針◇
430円 580円
■hoosei
カラーハリスを使用した珍しい市販仕掛。 中国製なため、パッケージや仕掛の取り出しにくいなど全体の作りがお粗末だが、基本には忠実。 ハリスとミキイトとの結合に「からまんビーズ」を採用して40aの遊動を可能としている。 全長:2b/親鈎:チヌ7号/孫鈎:チヌ5号/ハリス:6号1b/ミキイト:7号1b。
■オイデ釣具店 0225-54-2041
東北南三陸ビラメで台頭する「女川湾仕様」のオリジナル仕掛。 上下に2本の針があり、低層と宙層にそれぞれイワシを泳がせて立体的な広範囲でヒラメに強力アピールし、効率性を重視。 エサは、カタクチイワシ(シコ/セグロ)を使用。 このタイプの他に「遊動式」もあるが、人気は圧倒的にこちらのタイプ。 全長:255a/鈎チヌ6号/ハリス:フロロ5号。
◇ヒラメ専用/底切り二段式仕掛◇ ◇ヒラメ地獄/段差式◇ ◇ヒラメどうらく仕掛◇
450円 450円 750円
■まるふじ
関東では珍しい「上下二段仕掛け」 です。 このスタイルは、東北地方などで大きなマイワシではなく、小型のカタクチイワシを活きエサに使う場合に多用されているご当地仕掛けです。 ただ、この仕掛け...針が親孫両方あることからマイワシを使った二段仕掛けのようです。 これでは、上下でマイワシが暴れてちょっと危険ですねぇ。(苦笑) 鈎11号/ハリス5号。
■まるふじ
このメーカーは、独自開発というか変わった仕掛け開発販売に積極性を感じます。 今回発売されたのは、親鈎の近くに鼻冠用の極小鈎が付いていて、孫鈎も段差二段の変形。 ある意味、トレブルフックと同じ性質を持っていますので、これ以上の鈎の数が多くなるようでしたらプロのヒラメ師にはお勧めできません。 親鈎丸セイゴ17号・鼻冠鈎チヌ0.5号・孫鈎グレ11号/ハリス6号。
■まるふじ
←の「ヒラメサビキ」の進化系というより超〜強化型バージョン。 釣り方は、「ヒラメサビキ」と全く同じだが、サビキ針は、小ぶりでアジやイワシが掛かりやすく設計されており、エサが掛かっているサビキ針と大きな伊勢尼針を同時にヒラメが喰らい付き、ガッシリと掛かるためバレにくい設計。 鈎:伊勢尼12号/ハリス:8号/ミキイト:10号/枝長13a/枝間30a。