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2015年10月19日(月)。 「金華サバ」ってご存知ですか? なんでも日本三大鯖のひとつで・・ 「関」「松輪」「金華」をブランドサバと云うらしいです。 (順不同) でも・・ 「金華サバ」と云っても 普通は、せいぜいこんな高級缶詰でしか お目に掛かる事がありません。(笑) なので・・ 今回は、宮城県石巻市金華山周辺で釣れるという 「金華サバ」を釣りに行って来ました。 関東に住んでいるのだから 「松輪サバ」を釣りに行けばいいのですが、 東北の美味しいサバが、どうしても食べたくてこんな企画となりました。 ところがこの「金華サバ」・・ 最近では、殆ど釣れることがないそうで 幻の鯖と云われています。 (乱獲で枯渇?) 果たして幻の金華サバは、釣れるのでしょうか? |
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当日の気象情報
だいぶ日が短くなりましたね。 |
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今回は、遠征なので流石に前泊です。 (2015年10月18日) |
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←6号向島線を快走中。(休日だからガラガラ) その後、東北道に入ります。 |
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まだ10月中旬なので・・ 関東エリアは、まったく紅葉していませんが、 福島県まで来ると所々に紅葉が始まっていました。 |
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ゆっくり走って約4.5時間。 ようやく仙台までやって来ました。 ←遠くにそびえる「おにぎり山」は・・ 「太白山」(たいはくさん)です。標高320.61m。 |
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東北道から仙台南インターチェンジを経由して そのまま仙台南部道路→仙台東部道路→仙台港北→国道45線(仙塩街道)で塩釜市へ。 |
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夕食は、JR仙石線「本塩釜駅」近くにある 鹽竈料理「翠松亭」というお店。 ←数年前にこの辺に来た時もお邪魔しました。 |
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地元でも人気のある料理屋で 休日のまだ早い時間帯でしたが、ほぼ満員でした。 お店の人に伺いながら刺身の盛り合わせや 地元の食材をメインに注文しました。 |
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←これは、「海鞘の塩辛」です。 なんでも海鞘(ほや)は、夏場しか流通しないらしく この時期は、保存が利く塩辛や蒸し海鞘が喜ばれるみたいです。 |
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←これは、かなりマニアックな食材です。 岩手や秋田辺りで採られる海藻類で「ぎばさ」といいます。 正式和名は、アカモクといい、東北や北陸地方でも かなり人気のある食材で珍重されているみたいです。 ちなみに筆者は・・ 三杯酢ではなくて、醤油をぐるぐる混ぜて 熱々の炊き立てご飯にいっぱい乗せて食べるのが好きです♪ |
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そんなこんなで これ以外にも美味しい料理に舌鼓を打ち 宿泊先に帰って適当に寝ました。 (スヤスヤ) |
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翌朝・・ 4時30分。 宿泊先から僅か5分の船宿「えびす屋」に到着。 店で仕掛けやら氷やら仕込んでいたら 本日の雇われ船長がやって来て・・ |
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「アンタらか!"どっかん"やるんだって?!無茶いうなぁ・・!」 ・・と、いきなりの先制パンチ。 (ひぃ) |
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店の人に聞いたら・・ ひと昔のサバ釣りは、「どっかん釣り」といって アミコマセをひたすら撒いてのハードなサビキ釣りだったようですが、 現在の主流は、魚探やらを駆使したライトな追っかけの「ジギング」 なんだそうです。 そんな「どっかん釣り」をイマドキやるという奇特な釣り客が来たものだから 船長が驚くのも無理はないか。(苦笑) |
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↑そうそう・・コレコレ。 店内に飾ってあった焼き干しにしたハゼです。 なんと20センチはありました。 活きてた時は、きっと相当に大きかったに違いありません。 (ビックリ) |
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塩釜港に移動して・・ 釣り客を5人乗せて 5時30分に出港です。 (仕立てです・・) |
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美しい松島の景色を見ながら牡鹿半島を目指します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
あら?なんだか梅干しみたいな日の出ですね。(笑) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
一時間以上も走ってますが・・ なかなかポイントが定まらないみたいです。 |
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船長曰く・・ 魚探やらソナーやらとにらめっこしていますが、 サバらしき魚影がさっぱり見つからないとの事。 (それは困った) |
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船長が、みんなで「鳥山」を探せ! とか云うので、釣り客が頑張って目を凝らす。 おいおい無理だろ・・ |
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おっ!「鳥山発見」。 よーしここらで「どっかん」やってみっぺ。 (↑適当な方言を記述) |
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ひたすらコマセを打つ・・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
筆者は、コマセ釣りが苦手なのでジグを投入。 (↑ズルイ) |
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ほれほれ。サバの反応で出てるぞ! どんどんコマセを撒け撒け!! 死ぬ気で巻いてサバの足を止めろ!!! (↑客使いが荒い) |
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わーい!釣れた♪釣れた♪ 「マサバ」? もしかしたらいきなり「幻の金華サバ」?!(キャー♪) |
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←うーん・・ どう見ても「金華サバ」には見えない・・ 細いし、腹に胡麻の文様が出てるし、これ「ゴマサバ」じゃん。 |
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その後も・・ 何本釣っても細いのばかり。 一部、胡麻文様が出てないのがいるから「マサバ」だと思いますが しかし、全体的に棒みたいに痩せていますねぇ! 体高も低いのでゴマサバと区別し難い、マサバとしても・・ まるで「ポッキー」みたいです。(苦笑) |
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もし・・ 金華山周辺で獲れるマサバをすべて「金華サバ」とするのなら このマサバたちも立派な「金華サバ」という事になりますが・・ (疑問) |
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でも・・ 「マサバ」って・・ こんなんじゃなかったでしょうか? ↑これ2004年8月の志津川ヒラメで外道として釣れた「マサバ」です。 丸々と太っていて凄く美味しそうでしょ? |
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気を取り直して・・ 船上で「ゴマサバ」を捌いてみる。 |
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とりあえず・・ 「ぶつ切り」にして試食してみました。 (ワサビと醤油も持参) おっ♪ なかなか旨いではありませんか! |
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幾ら新鮮とはいえ、サバを生食するのはかなり抵抗があるので 「ゴマサバ」と「マサバ」をそれぞれ2尾ずつ捌いて・・ たっぷりと粗塩に一時間、水分飛ばして・・ 丁寧に粗塩を真水で洗って・・ 昆布とお酢を入れたジプロックに漬け込んで一時間・・ 「即席〆サバ」の完成です。 (メチャウマ♪) |
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とても「金華サバ」とは思えないようなマサバでも そこそこ釣れて来たので 船長も余裕が出てきたのかポイントをあちこち変える。 岩礁帯を流していると・・ |
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こんなのも釣れました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
だいたい・・ 大きな「ゴマサバ」(7割)に対して痩せっぽちの「マサバ」(3割)。 時折、イナダや巨大なマアジが釣れました。 ↑サバよりアジの方が体高があってデカイですね。 |
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途中から段々と雲行きが悪くなって来て・・ 半時化状態に。 北風が、10メートルは吹いたと思います。 (バッシャーン) |
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←写真だとよくわからないと思いますが このマアジは、40cm近かったですね。 (ご立派) |
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正午を過ぎて・・ また時合いが来たのかバタバタ・・ 「デカゴマサバ」と 「ポッキーマサバ」の嵐。 (↑勝手に名前付けてるし) |
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ほぼクーラー満タン。 でも・・ これぞ「ザ・金華サバ」!! と思える太ったマサバは見当たらない・・(残念) |
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13時前・・ それじゃあ上がりますか。 |
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帰りも一時間以上かけて塩釜港へ戻る。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
途中の松島湾ですが、波が立ってます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
この辺りまで来ると波もだいぶ落ち着いて来ました。 ←遊覧船に乗っている客も疎ら・・ |
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地層が綺麗に出てますね。 風化や波による浸食もあるそうで、昔の風景と異なる島も多いと云います。 |
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塩釜港に帰って来ました。 「えびす屋」って船がたくさんあるのね。 |
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これが、船宿「えびす屋」の全景です。 交差点の角にあります。 |
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「えびす屋」の駐車場で 本日の船長にご挨拶しました。 遠くから来て・・ 「どっかん」やれとビックリしたが まあ、お土産になって良かった。 (スミマセンお世話になりました) でもよーサバ釣るなら「巻き網」入る前の6月か7月に来なきゃダメだよ!! (ガーン!そーなの?!) |
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あ・・ |
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悔しいので・・ もう一度、2015年と2004年のを比較検証。 どう見ても全く違うサバにしか見えません! しかし、時期や場所によってこんなにも魚体が違うのですね。 恐らく体長も体重も異なると思いますが・・ 下の2004年8月のマサバ・・素晴らしいデブです。 もし、両方とも同じ「金華サバ」でしたら・・ デブの方を食べたいと思ったのは筆者だけでしょうか? |
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う~ん。 「金華サバ」は、やっぱり本当に幻? 今回の痩せっぽちも「金華サバ」なのかしら? (苦悩) |
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今回の釣果です・・
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~船宿情報~ ---------------------------------------------------- 宮城県塩釜港 えびす屋釣具店 http://ebisuya-turi.com/ 〒985-0002宮城県塩竈市海岸通14−16 022-362-2220 ---------------------------------------------------- |
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帰りの東北道。 うっすらと紅葉が美しいですね。 間もなく赤や黄・・一色となるんでしょうねぇ♪ |
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ぶぶまるれぽ 幻の金華鯖釣り2015 宮城県塩釜港「えびす屋」 2015/10/19 ↑実は、釣りの後で・・ 仙台市内の某居酒屋で食べました「金華サバの開き干し」。 美味しかったけど、これも体高が低かったなぁ・・(苦笑) ん?あれ? 今回釣った細いマサバって・・ もしかしたら「金華サバ」で良かったのかな? (大いに困惑) -レポ作成- 2015/11/15 ~おしまい~ |
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