公開観客動員数


2018年09月23日(日)。

以前は、毎年何回も通っていました涸沼ですが、
最近は、とんと足を延ばさなくなりました。
(仕事のせいでもあり、年のせいでもある・・)

でも、この時期。
そんな涸沼が、とても恋しくなり
どうにもこうにもウズウズして来ます。

気が付くと・・「大倉屋」に電話していました。

平日の昼間に電話して、
コールして8回目に女将さんが出ました。
「今年のハゼはどうですか?」
「まあまあですかね。」
「それでは伺います。」
「はい、お待ちしています。」

これで大体の釣果がわかります。www
「大倉屋」の女将さんは、釣れなければ・・
“ダメですね”とハッキリと言いますので
“まあまあ”とか“釣れてます”という台詞を聞いたら
概ね当り年です。

てな訳で、早速お邪魔。








当日の気象情報・・

■日程 2018年09月23日(日)
■船宿 茨城県涸沼「大倉屋」
■日の出/日の入り 05:26/17:34
■潮周 大潮
■干潮時間(潮位) 09:08(42cm)/21:28(72cm)
■満潮時間(潮位) 02:27(133cm)/15:46(139cm)
■波 0.5m
■天気 晴れ
■降水量 0.0mm
■気温 最低18℃、最高27℃
■湿度 62%〜86%
■風向・風速 北1m/s→東南東4m/s
※気象庁当日発表資料(茨城県茨城町観測)

気象情報では、晴れですが、実際は曇りのち晴れでした。
9月の後半になると気温が、ぐっと下がりましたけど
日が差すとジリジリと暑かったですね。


寝坊したので到着が9時30分。
(遅っ)

涸沼の畔にある「大倉屋」に到着。

出迎えてくれた女将さんに挨拶。


「いらっしゃい」
「舟?へっ?今からぁ?」

随分とのんびりしていると思われたみたい。
確かに普通は、日の出と同時に舟を出すからね〜(苦笑)


それでも餌を二杯もらって舟に移動・・

おっ!!
ウナギ延縄漁用の仕掛け作りですね。

「ウナギ、まだ釣れますか?」(筆者)
「場所によるね〜」
「へぇ〜」(筆者)

さてと・・

舟に道具乗せて・・
ポイントまで「大倉船頭」に曳いてもらいます。
今回は、いぶし銀の「大倉船頭」のアップ撮影に成功。

以前は、逆光で真っ黒になってしまいましたが、
この日は曇りでしたので綺麗に撮れました。
この長閑な景観は、昔から変わりません。
鰻屋(茶色の看板)は、震災後に立て直しましたけど。

よく見ると陸っぱりからハゼ釣りしている人が結構いますね。
この広浦公園キャンプ場も人がいっぱいです。
そういえば連休ど真ん中でしたね。

曳き舟で15分ほど走って・・

この間に竿にリールを取り付けてラインを通したり
仕掛けをセットしたりする。

ポイントに到着。
2016年にやって来た時と同じポイントです。

←「大倉屋」大繁盛ですな。

「大倉船頭」が、去り際に・・
「あがり何時?」
「では、2時(14時)でお願いします。」
「はい。わかりました。」

事前に言っておけば、ちゃんと迎えに来てくれるシステム。
トイレも電話すればOK。


ここのポイントは、涸沼から涸沼川になる場所なので
川幅が狭いせいと大潮の引き潮(干潮)とが重なって、とても水流が速い。

アンカーが効き辛いので、
突き刺さっている竹竿に舟をロープで縛り付ける。

餌は、定番のゴカイ(赤磯目)。
この身切れしやすくて柔らかいのがハゼに効果的という事で
昔から涸沼では使われています。

それなら東京のハゼ釣りでも使えばよいのですが、
売ってるのあまり見かけませんね。
(知らないだけかしら?)
道具は、いつもの「銀座東作」の和竿。

たぶん20年は経過していると思われるダイワの古いリール(上)も
久しぶりに登場。(PE0.8号を100m巻き直しました)

仕掛けを落として暫くすると
ブルっと。


万歳したハゼが速攻で釣れました。


流石、涸沼ハゼ・・
大きい。

そのグラマラスさにうっとり。
平均すると軽く15センチはありますね。
流れが速いので延べ竿では仕掛けが浮いちゃってダメ。
リール竿に天秤と6号茄子でやってます。

あの葦に向かって投げると間違いなく仕掛けが絡みます。
舟の周りを丁寧に探ります。
やっぱり涸沼ハゼは、顔が長い。
江戸川ハゼとは、顔つきが異なります。

いつか、DNA抽出して遺伝子解析で比較してみましょうか。
それともどこかに関連の文献があるかしら?

水は、かなり速い流れなのですが、
スゴイ勢いでハゼが釣れます。
(底は、そんなに速くないのかな?)

こんなのも釣れます。

20センチ位のセイゴ(スズキの子供)。
小さくてもシャープでカッコイイ魚です。(リリース)
周りの釣り客も笑顔でハゼ釣りを楽しんでいます。
こちらは、陸っぱりハゼの人たち。
(望遠レンズで撮影)

釣り人の近くにコハクチョウがいますね。
優しい釣り人から釣ったハゼでも貰っているのかな?
この赤いのは、涸沼川にかかる「大貫橋」。
陽炎でゆらゆらしてます。
汽水の涸沼は、チンチン(クロダイの子供)もいます。
ここで生まれて、ある程度大きくなったら海へ出て行きます。
(リリース)

仕掛けを落として、誘うよりも・・
放っておいた方が、断然釣れますね。
(潮が効いているからか?)
18センチ級のも出ます。
このサイズになると恐らくヒネだと思いますが・・
定番のヤマトシジミも釣れます。(?)

涸沼で素人が、ヤマトシジミを意図的に捕獲すると
漁業権侵害にあたります。
この場合は、明らかに不可抗力です。www
のんびり♪

太陽が顔を出すと暑い。(日焼けしました・・)
相変わらずとぼけた顔のハゼたち。

舟に茣蓙(ござ)が敷いてあるのが、涸沼ハゼ。
風情がありますね。

14時になりました。

あがり支度をとっとと済ます。

釣れたハゼはこんな感じです。
流れが速い中、スカリに入れて置いたので昇天したのも多いです。
真夏でしたら早めにクーラーに入れないといけません。
元気の良い涸沼ハゼを触ると心が和みます。
「大倉船頭」が迎えに来ました。
帰りの途中・・

←ここでも陸っぱりからハゼ釣り。
手前で潰れている物体は、桟橋だと思います。
先の震災での影響なのかな。
涸沼のランドマークも健在。
使用されているようには感じられないですね。
大杉神社の鳥居。
連休中なので広浦公園は、キャンプしている人たちで賑わっています。

子供たち、ハゼ釣れたかな?
陸に上がって帰り支度。

涸沼のこの景色が大好きです。
女将さんに挨拶して帰ります。

本日の釣果です・・

釣れたサカナ 釣れた数 コメント
マハゼ 100尾超 10〜18センチ
セイゴ 4尾 20センチ前後
ヤマトシジミ 結構かかります 味噌汁♪

ポイント 涸沼下流域、水深1.5〜2メートル

二年ぶりにやって来た涸沼ですが
今年の涸沼は、活性が良くて、なかなかの良型揃いです。
流石に20センチオーバーは出ませんでしたけど。
でもきっと当り年だと思いますよ。

皆さんも早めにどうぞ♪


〜おまけ〜

15センチ超級のハゼを50尾ほど気合い入れて開きました。

柔らかい身のハゼは、シロギスに比べて捌くのが面倒ですが
何と言っても旨みが違います。
キャノーラ油に香り付けにごま油を少し加えて
カラっと天麩羅にしました。
(ヤバっ超旨い!)

奥には、これまた大好きな蓮です♪(茨城県土浦産)

ちなみに・・
50尾もの数を一気に揚げてしまうのは勿体ないので、
生のまま真空パックで冷凍保存しました。(ディープフリーザー)
ハゼの中骨の空揚げです。
塩をパラっと振って、パリポリとつまみになります。
小型のハゼ(残り)は、空揚げにして・・
大人?の「南蛮漬け」にしました。

酢を強めにして中骨まで柔らかく、島唐辛子でワイルドな辛さに・・

あ〜美味しかった♪
ご馳走様。


〜船宿情報〜
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船宿
「大倉屋」
〒311-3125 茨城県東茨城郡茨城町下石崎1652-8
029-293-7101
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涸沼はぜ釣りバックナンバー
ぶぶまる@ちびれぽ 涸沼はぜ釣り2016 茨城県涸沼「大倉屋」
ぶぶまる@ちびれぽ ひぬまはぜつり2014 茨城県涸沼「大倉屋」 
ぶぶまる@ちびれぽ ひぬまはぜつり2009 茨城県涸沼「秋月」
ぶぶまる@ちびれぽ 涸沼ハゼつり2007 茨城県涸沼「秋月」
ぶぶまる@ちびれぽ はぜつり2004 茨城県涸沼「秋月」
ぶぶまる@ちびれぽ 〜復刻版〜 涸沼はぜ釣り2001 茨城県涸沼「秋月」

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