公開観客動員数


2019年05月26日(日)。

今年の予約は、2月くらいだっかしら?
毎年、このくらいのタイミングでないと予約が取れない大人気船宿。
富浦「酒井丸」。

いつものように電話して・・

「もしもし酒井丸さんですか?」
「あいよー!」
「げっ!船長。」
「誰ーー?」
「こんにちは。“ぶぶまる”です。」
「あんだって?」
「ぶぶまるです。」
「あにー?」
(失笑)
「予約したいから奥さんに代わって。」
「あんだおー!」
「いや。船長に頼むとカレンダーに書くところ間違えるから・・(苦笑)」
「はぁ?!仕方ねぇーなぁ!」
(ブツブツブツ)
「ハイハイ代わりました。予約ね♪」
(日付と人数を伝える)
「では、宜しくお願いします。」
「釣りものは、近くになったら船長と相談してね。」
「はーい!」
(とてもスムーズ)

このやりとりで予約を断念するようだと
残念ながら「酒井丸」には乗れません。
(慣れると楽しいけど♪)







当日の気象情報

■日程 2019年05月26日(日)
■日の出/日の入り 04:30/18:45
■潮周 小潮
■干潮時間(潮位) 08:06(117cm)/23:32(127cm)
■満潮時間(潮位) 04:08(106cm)/15:31(57cm)
■波高 0.5m
■天気 晴れ
■降水量 0.0mm
■気温 最低17℃、最高28℃
■湿度 最低42%、最高93%
■風向・風速 東南東1〜南西4m/s
※気象庁当日発表資料(千葉県館山観測)

見事にピーカンです!
梅雨入りが心配でしたが、ラッキーでした。


集合時間は、午前5時20分。
出船時間は、午前5時30分過ぎ。

みんな平均して・・
高速乗って、片道2時間程度の距離。
(遠い)

富浦新港の堤防には、他の釣り客のクルマでいっぱい。
このオンボロ船が、今日乗る「酒井丸」。
(おい)
「酒井丸」に来るようになってもう20年近くなろうとしているが、
一向に顔を覚えてくれない「酒井船長」にご挨拶するもスルー。w

「おめー。組合の定置網使い物になんねっから、
ヘシコはよー!館山んの生簀から貰ってくっぺ」
(↑どうやら地元では、活きたヘシコが入手できない状態らしい)

「早く乗んな!」(相変わらず強引)
「はいはい。」(慣れている)

ちなみに「ヘシコ」とは・・
ヘシコ=ヒシコ=ヒシコイワシ=シコイワシ=カタクチイワシ
千葉県での地方名ね。


午前5時30分出船。


釣り客が乗った瞬間、エンジン全開!!
(怖い)


ズドドドドドド・・!!!

この人は、「またこ」さん(どら子)。

かつて一緒に釣りしていましたが、数年前からダイビングへ移行。
久しぶりにご乗船です。

アフィオセミオンみたいなアウターだな。(ん?)
懐かしい「鮃屋キャップ」がよく似合う「極楽師匠」。
ヘシコ餌でヒラメを釣る気満々。

「釣れなかったらこの帽子のせいにする」
・・と、脅される。(ひぃ)
大房岬を左に見ながら回り込む・・
館山港を目指す。
20分足らずで館山港に到着。
(海上自衛隊館山航空基地の横)

海上生簀にいるヘシコを狙う。
マイクで・・
「おーい!ヘシコ屋さんよー!」
「ヘシコちぃーとばかし分けてくんな。」
ヘシコ屋「寅丸」さんが・・
「ウチのは、ブランド品だから高いよー!」

←生簀の中に粉餌を撒いてイワシを寄せる。
それをタモで掬う。

「一掬い、1000円だよ。」

「なんでー!随分と少ねぇーな。」
「おめー。昔っから来てんだからもう少しマケろや!」

「・・・ん?」
「あっ!酒井のおやっさんか。」

「はいはい。じゃもう一掬いオマケします。」
←その昔・・
2005年辺りに「酒井丸」へ乗った時の画像です。
同じ生簀からヘシコ買ってますね。
この時に掬ってくれた親爺さんは、まだ達者なのでしょうか。
14年も前だから☆彡になられているかもね。

●御大企画@伍(2005/04/10)
「カツオ船だと一回で100万円分は買ってくれるんだけどなぁ・・」
(↑現金収入)
「もっとくんなよー!」
確かに昔は、この10倍はくれましたね。
(物価が変わっているから仕方のないこと)
ザーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

すぐ横を行くのは、そのヘシコを100万円以上買っていったカツオ船。
頑張って獲っておいでー!

そのまま港内でヒラメを狙う。

酒井船長がマイクで・・
「あんだよー!もっとヘシコよこせはいいのに・・ケチくせー!」
・・と、聞こえるようにボヤく。(苦笑)
水深は、僅か3メートル。
ヒラメが居ればすぐに食い込むハズ。
15分粘るもまったくアタリなし。

チャッチャッと深場へ移動。


↑遠くにいる船団は、コマセ真鯛釣りです。

「早くやんなよー!」

水深も底の状態も教えてくれないスパルタぶりは健在。
なんとか手のひらサイズのカサゴを釣る。
引きが強い割に小型だったアカハタ。

びたん」さんもカサゴ。


人が釣ったサカナは大きく見える。
(クヤシイ)


一時間もしないうちに・・
「は〜!カサゴも釣れないからオニやっぺ」」
(強引)


全員、150オモリのオニカサゴ仕掛けにチェンジ。

「餌は、サパの切り身あっからよー!」

・・って、ヘシコが殆ど残ってますけど。
勿体ない。
水深120メートルから200メートルを探る。
海底は、起伏が激しい。
オニカサゴは、なかなか釣れない。

←ヒメですが、白身なのでお持ち帰り♪
(団子にする)
毎度の「海たぬき」さん。

←そのオレンジのTシャツ・・
鮃屋の「ひらてぃ2006」じゃん。
よく持ってましたね。(エライ)
筆者(原作者)のところには、一枚も残っていません。

「海たぬき」さんは、絶好調。
サバの切り身エサで・・
太いマサバを釣りました。w

聞いたらオニも3尾釣っているらしい。(ちぇっ)
「どら子」も釣る。
あらま・・
幼児虐待ですな。(リリース)

「ほらー!釣るならこんなのじゃなきゃー!」


キロサイズのオニカサゴを持ち上げる
大威張りの「極楽師匠」。

「許さん!!」
(激高どら子)
「オタスケー!ごめんなさーい!」

ボカスカとハンマーで殴られる・・
「えーーーーーーん」

←鼻血が出なくてよかったね。

あれ??
このシーンって過去にもやった記憶が・・

あっ!
このシーンだ。
2005年の酒井丸で「びしま御大」が、「どら子」を殴っているところ。

●御大企画@伍(2005/04/10)

ネタは繰り返して使うもの。
ところであのハンマーは、ナニに使うのかしらね。
今度、酒井船長に聞いてみましょう。
“パチパチパチ”

・・ん?
酒井船長が何かしてますね。
あらま。
釣ったオニのトゲを切っています。

「客がケガしないよーに。」
とか言っていますが、その昔は、ほったらかしで切ってくれませんでした。
きっと年を取って、優しくなったのかもね。
あちこち移動。
「どら子」にアタリ・・
「やったー!ダブルー!!」

左のデカイのは、ウッカリカサゴ(カンコ)ですね。
右の可愛いのは、アヤメカサゴかな。

「ほらー!釣るならこんなのじゃなきゃー!」


余裕でキロ超えのアカアマダイを持ち上げる
超大威張りの「びたん」さん。

「なんでよー!!」
「ひぃぃぃぃ・・ごめんなさい!!」

←何も関係ないのに「どら子」に殴られる「極楽師匠」。
「気ーすんだか??」
「帰るっぺよ。」

←猿芝居には、まったく興味なし。
午後1時に沖あがり。

良い天気に恵まれました・・
貧果ですが。ww


もう、昔みたいにカサゴを
ひとり10尾とか20尾とかは釣れないんですね。
枯渇しちゃったのかな〜


富浦新港に戻ると・・
見知らぬ若者が手伝てくれる。

もしかしたらと聞くと・・
酒井船長のご子息(31歳)とのこと。

へぇ〜!
よく見たらパパにそっくりじゃん。

普段は、お勤めらしいですが、そのうち船に乗るかもね。
楽しみにしています。
「イイ跡取りがいますねー」
「えへへへ!まだ、そーなるかわかんねぇーよ」

・・と、嬉しそうに笑う酒井船長。

本日の釣果です・・

釣れたサカナ 釣れた数 コメント
カサゴ ひとり2〜3尾 11〜15センチ
オニカサゴ ひとり0〜3尾 平均500gくらい
 コクチフサカサゴ ひとり1〜2尾  煮付けですね♪
アヤメカサゴ ひとり1〜2尾 空揚げですね♪
ウッカリカサゴ ひとり0〜1尾 団子♪
その他 ゴチャゴチャと マサバ、エソ、ヒメなど

ポイント 富浦沖、水深30メートルから200メートル

そういえば、あの餌のヘシコ・・
どうなったのかしら??


〜おまけ〜

まずは、アヤメカサゴを刺身ではなく
160℃でじーっくりと火を通して、パリパリの空揚げにする。
オニカサゴは、煮付にして骨までしゃぶる。

←牛蒡がなかったので・・
蓮を縦に切って、オニカサゴのエキス染み込ませる。
ヒメやウッカリカサゴ、小さなアヤメカサゴなんかは・・
三枚に下ろしたら、卵白、片栗粉、塩を入れてバーミックス。

荒く刻んだ野菜を湯通しして、ミンチと混ぜ合わせます。
小さく形成して、180℃の油でこんがりと。
モッチリとした魚の旨味と野菜のザクザクした食感が楽しい♪
ご馳走様です。

あ・・
お造りするの忘れました。


〜船宿情報〜
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千葉県富浦新港
「酒井丸」
http://sakaimaru.blog21.fc2.com/
〒299-2403 千葉県南房総市富浦町原岡209
0470-33-3101
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ぶぶまるちびれぽ
活イワシ泳がせ根魚伍目釣り2019皐月
2019/05/26



-レポ作成-
2019/06/09

〜おしまい〜







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