公開観客動員数


2014年11月8日(土)。

暑かった夏もあっという間に過ぎ去り・・
すっかり秋も深まりました。

毎年、この時期になるとハゼファンとしては
涸沼や利根川、江戸川、深川へと繰り出すわけですが
今季は、もう涸沼にも出掛けましたし・・
深川は、もう少し後でも釣れているので江戸川へ行くことにしました。
(ん?利根川は?)

いつも通り、ボートハゼを予約しようかと思い
船宿のネット情報を見ていましたら・・

なになに?

もう11月だっていうのに東京湾ではシロギスが依然好調との事で
折角なのでハゼとシロギスのリレー釣りをやりますよ!
・・という企画を見つけ、すかさず便乗。(笑)

大きく育った深秋のハゼが旨いのは当然ですが
落ちたシロギスも脂が乗ってかなり美味しいハズ♪
いや〜愉しみですね〜♪




当日の気象情報

■日程 2014年11月8日(土)
■船宿 千葉県市川「たかはし遊船」
■日の出/日の入り 06:08/16:39
■潮周 大潮
■干潮時間(潮位) 11:27(85.6cm)/23:45(10.2cm)
■満潮時間(潮位) 05:44(184.8cm)/17:01(187.7cm)
■波 0.5〜1m
■天気 曇り
■降水量 0.0mm
■気温 最低9.9℃、最高14.8℃
■湿度 42%〜64%
■風向・風速 北1〜北東3m/s
※気象庁当日発表資料(千葉県木更津観測)

↑前日は、南風のポカポカ陽気で暖かかったのですが
当日は、風向きが北に変わり、一気に冷え込みました。(ブルブル)



朝の5時に起きまして・・
眠気覚ましにシャワー浴びて・・
釣りの支度をして・・
6時30分頃、クルマに乗り・・
コンビニで朝ゴハン買って・・
7時過ぎには船宿「たかはし遊船」に到着。


ゴーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
(バタバタバタバタ)



↑おいおい・・
北風ビュンビュンだよ・・(泣)

 
船宿の姐さんに「こんなので出れるの?」
・・て伺いましたら出るらしい。(ひぃ)



木枯らし何号なんだろう?
川風が江戸川放水路に沿って烈しく裾を払う。

仕方なく・・
乗船名簿に個人情報を書き込み、釣り座を左舷胴にとり
慌てて、ヒートテックの下着やダウンジャケットやらを着込む。
(本当は寒いから帰ろうと思っていた)
←入口にある小さな看板。

きっと・・
おふく婆ちゃんか姐さんの仕込みなのでしょうね。
(こーいうの好きです♪)
        ←この時期は、毎回必ず購入する蜆。(荒川産)
まだ11月に解禁を迎えたばかりです。

一袋1キロ入りの500円。
安いので2キロを予約しておきました。
(帰り際に頂くシステム)
        出船時間の7時30分が近づき、船長から・・
「船に移動して下さい!」
・・と合図が出たので桟橋を歩き始める。

すると・・

        船宿の船長たちが何やら桟橋の上でニヤニヤ♪

なんだろう?
・・と視線の先を確認するすると。



ほぉ♪
真新しいド派手なピンク色のボートです。
(ちょうど進水式らしい)
ギャル専用仕様なんでしょうか?(笑)

この日は、土曜日なので通勤電車もガラガラ。
      ←この黄緑色の船が「たかはし丸」です。

定刻からちょっと遅れての7時45分・・
ようやく出船です。



なんでも・・
急に天気が悪くなり、予約客が半分ほどドタキャンしたらしい。
皆に迷惑かかるから
ちゃんと連絡だけはしましょうね。(苦笑)

国道357線(湾岸道路)と首都高速湾岸線の橋の下ですが
こんなところで落ちハゼ狙っているボートがいますね。

40分ほど走ると
東京湾アクアラインを通過・・



↑寒そうな曇り空でしょ?
風を切って進む船上での体感温度は・・
間違いなく一桁台です。(ブルブル)



約一時間で木更津港までやって来ました。



↑赤いのは、「中の島大橋」です。
あれ・・徒歩で渡るのですが、かなりの体力が必要です。
ご老体には過酷でしょうね・・

←久しぶりに釣り具に行ったら
こんなの売っていました。

ダイワ(グローブライド)製の新しい竿受けです。
この商品としては、他社の後発になりますが、
以前からカラフルで比較的重厚な作りのも販売していました。

しかし、時代の流れといいますか・・
「やっぱり軽量丈夫が一番」
・・という消費者のニーズに応えて、こんなウレタン製品を出しました。

本日は、当然ながら2本出しです。



どちらも「銀座東作」の和竿ですが、
左の竿が2本繋ぎの15年物(キス専用竿)・・
右の竿は、5本繋ぎでコンパクト仕様の3年物(ハゼ専用竿)です。


まずは、木更津港内でハゼを釣るとのことです。

船長の合図が出て・・
早速、小型片天秤に錘4号乗せた仕掛けを下ろします。(ポチャン)

水深3m前後の海底をコツコツと探っていると・・
ブルルルン!
・・とアタリが出ました♪
12センチ前後の可愛い奴です。

その後も・・

矢継ぎ早にハゼが釣れます。(おぉー!)
2本鈎の仕掛けには、殆ど一荷(ダブル)です。
わずか30〜40分でこんな感じです。
なかなかのハイペース♪

へぇーーーぷしっ!!



相変わらず北風が冷たくて
寒いのなんのって・・
(クシュン)

サイズは、平均して15〜18センチってところでしょうか?
この時期にしては、頭が大きくて少し身が痩せている個体も
若干見受けられますね。

このハゼたちのなんとも云えない
とぼけた笑顔(?)を見ていると・・



むしょうに嬉しくなります。
(ダイスキ♪)

←お隣にいらっしゃたこの御仁。
どっかでお会いした事があるなぁ〜???
・・と考えていましたら、浦安「吉野屋」でよく一緒になる人でした。

根っからのハゼとキス好きだそうで・・
どう見てもベテラン釣り師。
手返しよく上手に釣っておられましたね。
      ハゼを約3時間ほどやって・・
シロギスにスイッチです。

←涸沼と違って活かして帰ることはしないので
痛まないようにクーラーボックスへ仕舞います。

シロギスのポイントへ移動です。



・・とは云っても同じ木更津港ですが。
シロギスポイント定番の新日鉄真沖の水深4〜5m。

←先ほどの御仁。
仕掛けは、すべて手作りだそうで・・
本日使用するシロギス仕掛けも入念に検討中です。

ぶぶまるといえば・・



市販のシロギス仕掛けの2本鈎を片天秤でチョイ投げ+ズル引きと
近年流行りの「胴突き一本鈎仕掛け」による置き竿の2本で攻めます。
(錘は共に10号)


一尾目は、置き竿に良型。



こいつで20センチはあります。

2本鈎仕掛けにもコンスタントに一荷できます。
この数年・・
あまり見かけなくなりました江戸前のメゴチ(ネズミゴチ)。

←久しぶりに21センチという良型が釣れました。
「ズギュギューーーン!」
・・と、実にイイ引きでしたね〜♪

シロギスは、事前の船宿情報通りで・・



かなりの魚影の濃さと
高活性な様子です。



天候の方は・・



回復する事もなく、終日こんなどよーんしとした寒空でした。

それでも天候と裏腹に海の中は、賑やかで・・
こんなナイスサイズがバカスカ釣れます。
        たまーにこんな可愛らしいベビーサイズのピンギスも
釣れたりします。
(鈎を巧くはずして優しくリリース)
        このハイペースで2本出ししていると
シロギスだけでも束越えしそうな雰囲気でしたので
この後で、一本竿にしました。
        シロギスのポイントとはいえ、外道にケタハゼも出ます。
        シロギスの平均サイズは・・
18〜22センチの美味しそうな型ばかり。
        ←この和竿は、穂先が柔らかいハゼ専用竿なので
攻撃的なアタリのシロギスが掛かると
かなりスリリングなアクションを楽しめます。

ブルルルル・・
ギューーーーーーーーーーン!・




本日最大の獲物・・
25センチが出ました!(嬉)


 
        クーラーボックスを覘くとこんな釣果です。
        沖上がり際になにやらモゾモゾ・・
竿を立てると独特のモターとした重量感。

←原因は、このイイダコでした。
実は、シロギスのポイントで何尾かバラしてましたが
ようやく1尾釣り上げました。(旨そうだな・・うしし♪)
      そんなことして遊んでいましたら・・
「さあ!定刻になりましたので帰りましょう!」

(14時45分)

スパンカーを畳んでいる船長をパシャリ!



毎度お馴染みの真面目顔の船長なのですが、
船宿サイトの釣果更新等をみていると
コメントがおっさん特有のノリでやたら面白い。
恐らく・・50才台前半から半ばといったところでしょうね。
(あと20年は現役で働けますね)



帰りは、飛沫で間違いなく濡れ鼠なので
キャビンに入ってましたら寝てしまいました・・
(ぐーすか・・ZZZ)


        小一時間走って・・
江戸川放水路まで戻って来ました。

←遠くにJR市川駅周辺の高層マンションが見えます。
        ←この橋脚・・
昨年末に来た時から全然変化なし。

でも・・
クレーンや作業員がいるので、きっと建設再開したのでしょうね。
        「たかはし遊船」の桟橋が見えました。

←堤防の向う側に見える白い蒲鉾状のこじゃれた建物は
「市川市立妙典小学校」の体育館です。
        ここの船長は、本当によく働きます。(感心感心)

あの桟橋をテクテクと渡って・・
船宿へ戻り、朝に予約してあった蜆を購入。



すると・・



船宿の姐さんが、
「寒かったでしょう?これ飲んで温まって!」
・・と、熱々の蜆汁を出してくれました。
(なんとも嬉しいサービス)

お茶も頂いて、挨拶して帰ります・・


今回の釣果です・・


釣れたサカナ 釣れた数 コメント
マハゼ 88尾 10〜22センチ
 シロギス 60尾 4〜25センチ
メゴチ(ネズミゴチ)  5尾 10〜20センチ 
 イイダコ  1尾  だいぶ逃げられました

ポイント 木更津沖 水深不明

↑当然ですが、小型はリリースしました。
でも、併せてこの数を捌くのは、かなりの労力となります。
釣り人は、釣った後の始末も「愉しみ」としないといけませんね。


〜船宿情報〜
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江戸川放水路
「たかはし遊船」
http://www.gyo.ne.jp/takahashi_y
〒272-0111千葉県市川市妙典1-16-11
047-357-0513
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〜おまけ〜

最初っから速攻で開きにして天麩羅合戦!!
ハゼとキスをバリバリ捌いて揚げました。
季節の野菜も忘れずに添えます♪
大型キスは、カッコよく塩焼きにするのが我家の定番です。

←後ろに小さく見えるのは、メゴチです。
あんなに小さくても全身イノシン酸の塊みたいなものなので
超〜激旨です♪♪
大きいメゴチは、松葉に下ろして一夜干しに・・
        貴重なイイダコは、里芋と一緒に甘醤油で煮ました。
        シロギスとハゼの夢のコラボ天丼です!
(ゴージャス)
        蜆をこれでもかっ!
・・と、どっさり入れて。赤だしで蜆汁も作りました。

食後に続いて・・

        良型のハゼたちは、弱火でじっくりと素焼きにします。
        その後、約1週間の天日干しをしました。
20センチ級のハゼも半分位の大きさまで縮みました。
これをお正月の御雑煮の出汁にします。

←一部、ちょっと尻尾が焦げてしまいましたね。(苦笑)

今季(2014)の東京湾は、ハゼも良かったですが・・

シロギスが兎に角スゴイの一言です!
恐らく来年(2015)の春先まで
ずっと釣れ続けるのではないでしょうか?!
こんな魚影が濃くて高活性なのは、初めての経験ですね。
(お好きな方は是非どうぞ)


ぶぶまるれぽ
江戸前はぜ+しろぎすリレー釣り2014
市川妙典「たかはし遊船」
2014/11/08



(↑2015年元旦に食しました御雑煮です♪)

-レポ作成-
2015/01/10

〜おしまい〜








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