◇ぶぶまるちびれぽ◇ ～復刻版～江戸前真子鰈五目釣り2002年弥生京成八広「山田屋」March 24, 2002

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このレポは、「復刻版」です。

レポの作成日が、2021年10月なので・・
今からちょうど19年7か月前の釣行記となります。
レポファイルが、サーバー移管で一度消滅しましたので原画から掘り起こし、復活させました。
当時は、デジカメの性能も今ほどではなくて一枚辺りの画素数も260KBと少なく、
画質も荒いのでのすが、手を加えてなんとか見える程度に加工してみました。
時間データも画像のプロパティから推測していますが、正確ではありませんので予めご容赦ください。

今はもう廃業してしまいました・・名船宿、京成八広「山田屋」を懐かしんでご覧ください。

2002年3月24日（日）

まだ春が遠く感じる寒い朝です。
いつもの常宿「山田屋」にやって来ました。
「山田屋」は、荒川にかかる京成押上線の真下、つまり河川敷にある船宿なのですが
今（2002年）は、こんな殺風景な四角いプレハブ小屋になっています。
プレハブ小屋の後ろの橋は、木根川橋です。

実は・・
昨年（2001年）の春先までは、こんな感じの風情あるトラディショナルで大きな船宿がありました。

↑は、「有限会社山田屋釣船店」の代表取締役山田忠司氏と奥さん。（2001年3月28日撮影）

群青色のトタンに囲まれた船宿の入口にある窓ガラスには、
江戸前で釣れた大型のマコガレイの魚拓がそれはたくさん飾ってあったのを覚えています。
その窓ガラスを開けると奥に受付があり、釣り具や仕掛けも売っていました。

そんな素敵な船宿は、国交省（当時は運輸省かな？）の通達で“景観が悪いから小屋を撤去”となり・・
あんなプレハブ小屋にさせられてしまいました。（残念）

3月下旬ですが、まだまだ底冷えがする日でした。
ドラム缶の焚火で暖を取ります・・

この日のメンバーは、9名いました。
もう遠くに行かれた方やお付き合いがなくなってしまった方の顔もありますが、
「海たぬきさん」（一番右）や「びたんさん」（黄緑）は、現在（2021年）も一緒に遊んでますね♪

京成押上線の鉄橋を左に見ながら荒川に続く桟橋があります。
川べりに「山田屋」の数隻の遊漁船が停泊しています。

↑桟橋をひとり歩いているのは、恐らく「山田屋社長」だと思います。
船頭としてはとっくに引退していて、この日も息子さんかバイトの船長にお任せです。

7時30分。桟橋を歩いて船に向かいます。

8時に出船。

この船の真ん中にテーブルがあって、上にふたつの鉄パイプがあるでしょう？
これは何かといいますと・・テントを張るためのパイプです。
この船・・“天ぷら船”でして、船尾にある調理場て天ぷらを揚げたり、ご飯を炊いたりして、
真ん中のテーブルで熱々の食事を頂くことができます。
天気が悪いと折角の天ぷらが台無しになってしまうので、料理の上にテントを張るわけですね。
昔の江戸前の船宿では、こういった天ぷら船が多くありましたが、
最近ではすっかり少なくなりましたね。
屋形船も良いのですが・・
のんびりとハゼを釣りながら楽しむ天ぷら船の方が、空と海が見渡せますから
解放感があって好きです。