||| イマドキの防寒対策 |||

◇これでダサい着膨れとはサヨウナラです・・◇

暖かい。しかも気持ちいい。発熱し保温する服。
7つの機能
発熱 カラダから出る水蒸気を繊維が吸着。発熱します。
保湿 繊維と繊維の間の空気の層が、発生した熱を外に逃がしません。
吸汗速乾 汗をすばやく吸収して発散。肌ざわりがいつもサラサラです。
抗菌 特殊加工で気になるにおいを抑えて安心。
ストレッチ 伸縮性のある素材で体にフィット。軽快な着心地です。
静電気防止 着脱の際のあのイヤな静電気を抑えます。
形状保持 特殊な編地により、洗濯による型崩れやシワを防止します。
 ヒラメ釣りのトップシーズンといえば一般的に12月から2月の寒い冬季を指します。それは、この時期が産卵前の最も美味しくなるヒラメの旬であり、天然もの、養殖ものを問わず俗に「寒びらめ」といわれます。鮮魚市場でも高値で取り引きされて大変珍重されます。
 世のヒラメ釣り師たちも夏場の「夏びらめ」を前哨戦として勘を取り戻し、秋口の「紅葉びらめ」で技術向上と道具や仕掛類の品質を高め、真冬が本番となる「寒びらめ」に標準を合わせて日頃から様々な準備や鍛錬を積み重ねます。それほどまでにヒラメ釣り師たちは、極寒時の「寒びらめ」を愛してるのですが、それゆえ防寒対策も万全でなければなりません。以前は、雪だるまのように着膨れした釣り師たちが、頭には目出し帽や耳あてまでしながら船の上でグラスの重たい竿を持って、仁王立ちして海と対面してました。その服装もドカジャンやカッパで紺色や黒色など暗い色が多く、みんなまるで“熊”みたいでした。(昭和40年〜60年代の話です。)
 当時は、温暖化問題の現在から比べると気温がとても低くて、防寒対策といえば首にはタオルを巻いて、頭には頬っ被り(ほっかむり)、全身にラクダとパッチ、靴下二重、両手に軍手などで強化して、とにかく沢山着込むのが普通でした。「カイロ」なんてまだ贅沢品の世の中です。沢山着込めば確かに暖かいのですが、逆にデメリットもありました。それは、船の上で「重くて動きづらいこと」です。よって、筋肉や骨、血管や神経までもが必要以上に圧迫、固定されますのでとても首や肩が凝りやすく、脚腰にも負担がかかります。ですから釣りの最中から後の疲労感と虚脱感は、酷く大変なものでした。
 そのうち釣具メーカー各社もレインウエアやウインターウエアにもこぞって着手するようになり、現在のような軽くて丈夫なアウターやインナー(ファーストレイヤー/アンダーウェア)が次々と開発販売され、極寒時の釣りでもだいぶ快適で楽になりました。
 そして、今から10年ほど前から画期的な新技術で商品化されたものがあります。「ヘリーハンセン/ポーラテック」や「ミズノ/ブレスサーモ」などが代表する発熱する新しい繊維で、それを着衣したあとの脅威の暖かさが世界的にも話題となり一躍有名となりました。もともとスキーや登山などのウインタースポーツ、ヨットなどのマリンスポーツを対象としたアウトドア専用の防寒対策用繊維として開発されものです。その後、釣具メーカーのダイワ精工でも「ミズノ/ブレスサーモ」を採用して販売しました。しかし、薄着でも暖かいのはいいのですが、特許製品のためか高価な商品が多く、消費者がなかなか手に入れづらかったのも事実です。ファッション好きな若い方や考え方が異なる人にもよりますが、至極一般的な釣り師の場合、ひたすら「釣行回数優先」で考えてます。釣り道具や衣類などは、釣りに関する最低予算でどちらかといえば後回しなようです。ですから今日に至っても「着膨れお父さん」を船の上で案外多くお見かけするのです。(苦笑)
 今回紹介する「ユニクロ/ヒートッテック」は、そんなお父さんたちに朗報な商品です。まずは、肌ざわりがよくて暖かい。次に薄着でラクチンですから肩も腰も痛くならない。そして何よりも釣りの最低予算にぴったりの低コストで安心。「ユニクロ/ヒートッテック」のインナーを着たら、いつもより着ている衣類の枚数を減らしてから釣りウエアを着てみてください。きっと暖かい上に軽くて体も楽になるはずです。これでもう防寒対策もイマドキです。さあ、船上でアクティブに動いて、元気よく「寒びらめ」に誘いをかけましょう。

※ヒートテックは、ユニクロが開発した防寒機能ウェアです。
●更新日:2010/01/24
■ファーストリテイリング/ユニクロ「ヒートテック」