||| 漁礁まわり |||
 ヒラメを狙う海には、さまざまな海底を攻めます。 「根まわり」や「砂地」だったりと、それぞれ船長の長年の経験から判断されるのが普通です。 「砂地」を最も簡単な攻め場所としたならば、「ツブ根」→「大根」→「漁礁」の順に難易度が上がっていきます。 「漁礁」とは、人工的に海底に沈めた「廃棄船」や「コンクリートブロック」などを指し、あらゆる魚が棲めるように配慮された、いわば「魚のお家」みたいなものです。 ですから「漁礁まわり」では、根掛かりというリスクが多いものの、大型のヒラメが、その場所をテリトリーにして潜んでいる可能性も充分にあるわけで、より丁寧に「タナ取り」をするのが鉄則です。
 普通...ベテランの船長は、実績をもとにこの「漁礁まわり」を攻めさせますので、あまりヘタな作業(「根掛かり」ばかりなど)を釣り客が繰り返すと、あっさり移動のサインを出します。 せっかくの「漁礁まわり」なんですからチャンスを最大限までに活かせるよう、釣り人は努力しなければなりませんね。