||| 外ガイドと中通し |||

◇自分の好みで使い分けよう!◇
 最近の竿は、各メーカーが競い合って新製品を発表するから、消費者側も選ぶのに大変ですよね。 その中で特に最近、際立った選択肢となっているのが、「外ガイド」と「中通し」です。 これらの話を追求すると、歴史的背景から説明しなければならなくなり、これまたキリがないので止めときますが、特にそれが最初の一本目のヒラメ竿だとしたら、非情に困窮しますよね。(笑) 
 それでは、ここでそれぞれの特色だけでも比較して、選びやすくしてみましょう。
比較内容 外ガイド 中通し 備考
セッティング 現地でセットすると「外ガイド」が有利。でも「中通し」は、事前セット可能が売り。
ミチイト絡み これは、断然「中通し」が有利。大風の日に体験されたし。
調子 ポテンシャルは双方変わらない。
手返し 手前マツリがない分、「中通し」の方がやや有利か?
納竿 仕舞いが早いのは、完璧に「中通し」。その分、諦めも早い?(笑)
メンテナンス メンテとなると「外ガイド」の方が楽。「中通し」は、面倒極まりない。
トラブル メンテの時に穂先を折るなど、どっちも一緒。パーツ紛失は、俄然「中通し」の方が多い。
 結果的には、一長一短。 「中通し」は、その使い勝手の良さから一時爆発的にヒットしましたが、国内のガイド市場を独占している「富士工業」(静岡県本社)が開発した「糸絡みしても絡まない」新コンセプトガイド『DB(楕円傾斜)ガイド』が登場した2000年以降は、飛躍的に「外ガイド」のタイプのものが売れています。 ようは、自分が使ってみて扱いやすいものが、一番いいという当たり前の結果ですね。